将来に備えて知っておきたい!病気にかかるお金のこと

がんや脳卒中、心筋梗塞などの病気になってしまったら、いったいどれくらいの医療費がかかるの? 意外と知らない病気にかかるお金について解説します。

同じ病気でも進行度によってかかるお金には雲泥の差が

病気の種類はもちろんのこと、同じ病気であっても、病状や進行度によって治療費は異なります。早期発見が重要な病気の代表格に「がん」がありますが、がんの医療費を決める要因は、次の3つがあげられます。

とくに進行度は、早期がんか進行・再発がんかによって、治療法やお金のかかり方が変わってきます。まずはその違いを見てみましょう。

【早期がんの場合】

治療法やガイドラインなどがある程度、決まっているのが早期がんです。治療期間や費用が予測しやすく、費用負担も軽いケースがほとんどです。

【進行がん・再発がん】

回復の目処が立たないときには、効果のある抗がん剤をひとつずつ試していく場合があります。治療期間も長引くことが多く、費用もかさみます。

術後の生活の質を重視される傾向に

最近の医療は、患者の生活の質(QOL)が重視され、できるだけ体への負担が少ない治療法や検査法を行う低侵襲医療が主流です。

体への負担が最も重いのは手術ですが、現在は内視鏡外科手術や腔鏡手術などが普及し、入院時間も格段に短くなっています。また、傷も小さく、術後の障害も減っています。
それに加え、ロボット支援下内視鏡手術の保険適用が拡大されるなど、金銭的な負担もかつてより軽減しています。

早期発見と適切な治療が経済的にも最善

どんなに手術法が進歩しても、病気が進行すると治療にはそれなりの時間やお金がかかり、体への負担も増えます。働けない期間が長くなれば、家計への負担も増えるでしょう。がんが早期発見された場合と、進行してから発見された場合を比較してみると…。

【早期発見の場合】

【進行して発見の場合】

早期発見は、体にも家計にも重要です。健康診断や人間ドックなどによって、病気が早期発見される場合はとても多くあります。早期発見・早期治療のためにも、継続した健康管理を行っていきましょう。

『病気にかかるお金がわかる本』
著者:畠中雅子 黒田尚子
発行:主婦の友社